ちょっと別の見方

お外で友達やお母さんと一緒に楽しく遊ぶ事が大好きなN君は、突然泣き出してお母さんにしがみついてしまうという事が度々ありました。原因が分からず周囲を観察してみると、飛行機が通るたびにN君は遊べなくなってしまっていたのだと気づきました。つまり特定の音に対して敏感なN君。音だけに限らず、感覚刺激の過敏さ全般に言える事ですが、慣れや練習で不快感を解消するという事はできません。その為、活動に影響のない範囲を探りながら、その刺激を回避させてあげることが対応の原則です。と、ここで1つ視点を変えて考えてみたいと思います。N君の音に対する敏感な特性、これを活かす事は出来ないのでしょうか。無論、嫌いな音は避けていかなくてはなりませんが、反対に好きな音があれば、音への「鋭さ」を活かしていける可能性もありますね。例えば、好きな音楽があるなら、誰よりもその音楽に詳しくなれるかもしれません。他にも、いつもと違う音を発見出来て、故障などに気づく事も出来るかもしれません。活かし方次第で、余暇活動や趣味・仕事にもつなげられる可能性もあるでしょう。発達障害というのは決して何かが「できない」という事ではありません。「違い」です。発達障害のある人で、その感覚を武器に名をのこしている偉人・画家・俳優・アスリートなどは沢山います。けれど、本人があまり関心が無いのに強要してしまうのはダメですね。警戒心を抱いたり、かえって抵抗を強めたりしてしまうかもしれません。まず第一に大切なのはその子が安心して生活出来ている事です。その点は注意していきましょう。

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